2023年10月31日から11月7日まで、フィリピンへ一人旅に行ってきました。
海外に一人旅へ行くときに情報収集をおこなうと思いますが、日本国内での旅と違って情報を集めるのがとても大変ですよね。
僕もネット検索のほかにも、SNSも使って情報収集をしましたが、なかなか大変でした。
英語や現地の言葉が理解できて、話せて、聴き取れる人はいいですが…そうでない場合はとにかく不安だと思います。
なので今回は「これからフィリピンに行ってみたい」という人向けに、フィリピン入国に必要なもの、持っていったもの、かかった費用などを振り返りながら書いていきます。
Contents
フィリピン入国に必要なもの
フィリピンに入国するときに「必須もの」と「推奨されるもの」があります。
推奨されるものは、ご自身の判断で持っていくか決めましょう。
また、2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置が終了となり、新型コロナウイルスワクチン接種証明書は不要です。
新型コロナウイルスワクチンを未接種の人でも入国ができます。
ただ観光施設や宿泊施設などで、接種証明書を求められる可能性もあります。念のため持っていってもいいでしょう。
マイナンバーカードを持っていれば、アプリからすぐに海外用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書が発行できますよ。
アプリ内で発行してスクショなどすれば、荷物にならないのでおすすめです。
eTravel(イートラベル)の事前登録が必須
2022年12月2日より、これまでフィリピン渡航に必要とされていたeARRIVAL CARDに代わり、新たにeTravel(イートラベル)の事前登録が必要になりました。
eTravel(イートラベル)とは、フィリピンの「電子渡航申告システム」です。
フィリピン入国の72時間前からオンラインで登録することができます。日本国籍を含む外国人の旅行者は入国時のみ登録が必要です。
無料で登録ができ、登録すると2次元コードが発行されるので、フィリピン入国時に提示します。
基本的には2次元コードの画面が緑になると思います。緑の場合は面接や書類を提出する必要はありません。
仮に赤の場合は、入国時に入国規則に適しているかなどを確認されます。
▼以下のように、2次元コードの画面が緑になればOKです。
矢印部分をクリックして画像をダウンロードもしくはスクショをしましょう。
なお、このeTravel(イートラベル)の登録が必須になったことで、飛行機の中で書いていた入国カードが不要となりました。
僕は知らずに飛行機の中で、乗務員に「入国カードをほしい」と伝えたら「eTravel(イートラベル)に登録してるから要らないよ」と言われました。
パスポート
パスポートの残存期間は、フィリピン入国から6カ月以上が必要です。
しっかりと確認しておきましょう。
30日以内にフィリピンを出国する航空券
フィリピンに入国するには「30日以内にフィリピンを出国する航空券」が必須です。
僕はセブパシフィックを利用しましたが、日本を出国するチェックイン時に、フィリピンを出国する航空券(証明できるもの)を確認されました。
仮に日本で確認されなくても、eTravel(イートラベル)の登録時に、フィリピンを出国する「航空券の日付け」を入力する項目があります。
入力必須の項目なので、入力しないと登録ができず入国拒否される可能性もあります。
フィリピンに行くときは、必ず帰りの航空券も購入しましょう。
フィリピン一人旅でかかった費用について
海外への一人旅や旅行を検討するときに、まず考えるのは「費用」でしょう。
海外での旅にかかる費用といえば
- 往復の航空券
- 海外旅行保険
- Wi-FiやSIMカード
- 現地での移動
- 現地での食事
- 現地での宿泊
- 観光でかかる入場料
など、パッと思い浮かぶだけでもこれだけあります。
ほかにもバックパック(リュック)など必要な荷物、お土産代などさまざまです。
また、旅のスタイルや期間によっても変わるでしょう。バックパッカーのようにリュック一つで行くのか、キャリーケースなど複数の荷物を持っていくのか。
僕の場合は、いつもバックパッカースタイルで約1週間くらい海外に行ってます。
なのであくまで参考程度にご覧ください。
日本とフィリピンの往復航空券の値段
僕は今回のフィリピン往復航空券は約一カ月前に予約しました。
航空券はスカイスキャナーで出発と目的地を検索して、スカイスキャナー経由でTrip.comから購入。
段取りとしては、まず行き先を決めます。今回のフィリピン一人旅ではボホール島、セブ島、マニラの順に行くことにしました。
ボホールにも空港はありますが日本からの直行便はありません。(2023年11月現在)
今回予約した飛行機と値段は以下のとおりです。
日本からフィリピン
成田国際空港からニノイ・アキノ国際空港(マニラ)を経由してマクタン・セブ国際空港まで。
航空会社はセブパシフィック航空。フィリピンのLCC(格安航空会社)ですね。
値段は
- 運賃29,330円
- 税金・手数料210円
- 自動チェックイン1,140円
上記で合計30,680円。
フィリピンの国内線
マクタン・セブ国際空港からニノイ・アキノ国際空港(マニラ)まで。
航空会社はフィリピン・エアアジア。こちらもフィリピンのLCC(格安航空会社)です。
値段は
- 運賃3,550円
- 税金・手数料1,840円
上記で合計5,390円。
フィリピンから日本
ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)から成田国際空港まで。
航空会社はフィリピン・エアアジア。
値段は
- 運賃17,170円
- 税金・手数料1,840円
上記で合計19,010円。
今回は上記3枚の航空券を予約して、日本とフィリピンの往復合計は55,080円でした。
航空券は予約する時期、渡航する時期、直行便か乗り継ぎかなどで変動します。
あくまでも参考としてください。
行きの自動チェックインですが、当日に「チェックインの申し込みに失敗しました」というメールがきて、後日返金されました。
自動チェックインに関しては、正直つけなくてもいいと思います。
航空券はスカイスキャナーで検索すると、簡単に最安値が探せて便利だと思います。
海外旅行保険の値段
海外旅行保険に関しては、フィリピンに入国するときに「推奨されるもの」に該当します。
海外旅行保険の値段に関しては、クレジットカードをお持ちであれば、保険加入の手間や費用はかかりません。
ただし、補償内容や補償を受けるための条件などが、クレジットカード会社によって違うなど必要なときに満足した補償が受けられない可能性もあります。
僕も以前はクレジットカードに付帯している海外旅行保険のみで、海外に行っていましたが今回は「東京海上日動の海外旅行保険」に加入してみました。
保険費用は2023年10月31日から2023年11月7日までの期間で、合計7,130円です。
今回はTrip.comで航空券を予約するときに、ついでに加入するか、しないか選択できるので加入をしました。
補償内容に関しては、保険に加入するときにしっかりと確認しましょう!
現地でスマホを使うときのWi-Fiレンタルの値段
海外でスマホを使うには一般的に「日本でWi-Fiルーターをレンタルする」もしくは「海外SIMカードを購入する」方法があります。
僕は毎回「グローバル Wi-Fi」でルーターをレンタルしていきます。
基本的にWi-Fiルーターのレンタルは「1日あたりの定額料金」です。
Wi-Fiルーターを使うには、基本的に日本の空港で受け取り、返却が一般的です。
会社によっては宅配便での受け取り、現地での受け取りなどに対応している場合もあります。
今回のフィリピン旅でかかったWi-Fiレンタルの料金ですが、8日間のレンタルでルーター代が9,360円でした。(1日あたり定額1,170円)
そのほか、オプションのライトプランが4,000円。
合計で14,310 円(税込)でした。
グローバル Wi-Fiのオプションは「ライトプラン」と「プレミアプラン」があります。必ずどちらかのオプションを付ける必要があり。
プラン名「フィリピン 4G(高速) 600メガバイト/日 大容量」での料金です。
正直、申し込むときに「あれ?こんなに高かったかな」と感じました。
現地に滞在する日数にもよりますが、滞在日数が長い場合は「海外SIMカード」も検討する必要があると思いましたね。
ただ、Wi-Fiレンタルであれば海外SIMカードと違い「カードの入れ替えや設定」をする必要はありません。
Wi-Fi端末に表示されているSSIDとパスワードを入れるだけで、すぐに使えます。
また最大5台まで同時接続も可能なので、複数人で海外に行く場合は、1台だけレンタルして割り勘もできます。(複数台で接続する場合は、1日に利用できる通信容量は分け合う)
さらにグローバル Wi-Fiでレンタルすると
モバイルバッテリーと、渡航先に応じた変換プラグも、追加のオプションなしでレンタルができます。
一人旅であれば、変換プラグなど自分で用意しなくても十分です!
セブ島からボホール島に行くオーシャンジェット(フェリー)の値段
今回のフィリピン旅では、セブ島からオーシャンジェットという高速フェリーで、ボホール島まで行きました。
ボホール島への観光を考えている人は、以下を参考にしていただければ幸いです。
ボホール島までは、オーシャンジェットで片道約2時間の船旅です。
チケットの購入方法は
- ネット
- オーシャンジェットチケットオフィス
- セブ市内のショッピングセンター
などで購入ができます。
僕は往復分を事前にネット(オーシャンジェットのホームページ)から購入しました。
オーシャンジェットのホームページから購入した場合の値段は1人800ペソにBooking Fee(予約の手数料)が80ペソで合計880ペソです。
日本円で約2370円(2023年11月23日現在)です。(片道料金)
料金は席によって変わります。席の種類が3種類あり、僕はオープンエアという屋外席にしました。
オープンエアとツーリストクラス(エコノミー)が800ペソで、ビシネスクラスが1,200ペソです。
コロナ前はオープンエアーだと450ペソでしたが、かなり値上げしたようですね。
オーシャンジェットを使う場合は、上記の料金に加えてターミナルに入場する「ターミナルフィー」がかかります。
セブ港は25ペソ(約67円)、ボホール(タグビララン)港は30ペソ(約80円)です。(2023年11月23日現在)
スクーターレンタルの値段
ボホール島のとなりにあるパングラオ島では、スクーターをレンタルしました。
スクーターのレンタルは街中でもできますが、宿泊先でもスクーターのレンタルをやっている場合があります。
今回は宿泊先でスクーターをレンタルしました。(宿泊代とは別料金)
料金は、24時間レンタルで400ペソでした。(約1,060円)
事前にネットでいろいろ調べましたが、相場としてはだいたい500ペソ〜レンタルできるかなと思います。
ボホール島でのスクーターレンタルについては以下で解説しています。
※レンタルする時間で料金は変わります。
※レンタルするお店や宿泊先で料金は変わります。
※ガソリン代がかかります。
宿泊したホテルの値段
僕は海外ではドリトミーに宿泊するのですが、今回のフィリピンでは初めてドリトミーじゃない、普通のホテルにも宿泊してみました。
宿泊したのはボホールのドリトミーで2泊、セブのホテルに2泊、マニラのホテルに1泊の計5泊です。
予約はすべてテレビCMでもおなじみの【agoda】で探して予約しました。
ボホールのドリトミーは2泊で736ペソ(約1,983円)でした。
水、コーヒー、お茶が常設されており飲み放題に加えて、ビュッフェ形式の朝食とWi-Fiも無料でした。
セブで宿泊したホテルは2泊で2,363ペソ(約7,175円)でした。こちらは3つ星ホテルです。
こちらも朝食、水、Wi-Fiが無料。部屋も広くて快適でしたね。
マニラでは1泊のみで、1泊1,187.ペソ(約3,197円)でした。こちらは2.5星ホテルです。
こちらは水とWi-Fiが無料。部屋が広くてキレイで快適でした。
室内のテレビでなぜか日本語で日本のNHKが映りました。
タクシーなどの移動にかかった費用
今回は諸事情もあり、タクシーなどはほとんど使わず基本的に徒歩での移動でしたが、乗ったものでかかった費用は、以下のとおりです。参考までにご覧ください。
マクタン・セブ国際空港からフェリー乗り場(Cebu Pier1)まで
空港からタクシー(客引きの)で行きました。(距離は14kmほど)
さまざまな行き先と値段の書いてあるメニュー表を見せられて、Cebu Pier1は675ペソ(約1,818円)でした。
めっちゃボラれてますよね笑。まぁあらかじめ決まった値段だったので、あとから「さっき言ってた金額と違うじゃん!」ということはなかったです。
単純に外国人価格であり、素直にGrab(グラブ)でタクシーを呼ぶべきだったなぁと後悔しました。
タグビララン港から市内のBQモールまで
タグビララン港の客引きがしつこくて、トライシクル(バイクの横にサイドカーが付いた乗り物)で行きました。
値段は100ペソだと言われたので、少し交渉して70ペソ(約188円)でOK。
しかし、いざ乗るとタグビララン港から市内のBQモールまでが一瞬だったので、これなら普通に歩いたほうがよかったなと思いました。(徒歩で15分ほどです)
市内のアルトゥラス モールからアロナビーチまで
こちらは、ハバルハバル(バイクタクシー)で行きました。距離は約17kmくらいです。
もともと、トライシクルで行こうと思っており、事前に調べた情報だと「500ペソくらいかかるかな」と想定していました。
ですが、ハバルハバルだと200ペソ(約538円)だと。ボラれているかもしれないが、想定よりはだいぶ安かったのでハバルハバルを利用。
僕は普段からバイクに乗っているので、ハバルハバルに乗っても恐怖心など一切なく風を感じられてとても気持ちよかったです!
セブの宿泊先からマクタン・セブ国際空港まで
こちらは、スマホで車やタクシーを呼ぶことができるアプリ「Grab(グラブ)」でタクシーを呼びました。
値段は440ペソ(約1,185円)でした。距離は約11kmくらいです。
Grab(グラブ)でタクシーを呼べば、事前に値段が確定しているので安心です。また行き先もアプリで指定して、運転手も行き先がわかっているので、行き先を伝える必要もありません。
クレジットカード支払いに設定しておけば、現金でのやりとりも不要なのでとても便利ですよ!
現地でバタバタしないように、日本で事前にダウンロードしておくといいでしょう。
ただしアプリ内は、ほとんど英語なので英語が苦手な人は、最初少し戸惑うかもしれません。
合計金額
最後に金額の合計をまとめます。
期間:2023年10月31日〜2023年11月7日
- 航空券:約55,080円
- 海外旅行保険:約7,130円
- Wi-Fiレンタル:約14,310円
- オーシャンジェット:約4,617円
- 宿泊費(5泊分):約12,355円
- スクーターレンタル:約1,060円
- タクシーなど:約3,729円
上記で合計金額は約98,511円でした。
※食費は含んでいません。
※観光の入場料は含んでいません。
※レートによって多少変わります。
フィリピンに持っていた物を紹介
はじめてフィリピンへ行こうと思っている人は、どんな持ち物を準備すればいいか悩む人も多いと思います。(僕もそうでした)
ここでは僕が実際に持っていったものを紹介します。
僕はバックパッカースタイルで、いつもバックパック一つで海外に行っています。また、宿泊も基本的には外国人との相部屋のドリトミーです。(今回は普通のホテルにも宿泊しましたが)
上記を踏まえたうえで、以下をご参考にしていただければ幸いです。
僕が今回フィリピンに持っていったものは
- リュック
- 街歩き用のセカンドバッグ
- スマホ
- パスポート
- 国外運転免許証
- 洋服(半袖半ズボン2着と上着1着)
- サングラス(2つ)
- 南京錠1つ、ダイヤルロック2つ
- 洗濯ロープ、折りたたみハンガー
- トイレットペーパー1ロール
- ウェットティッシュ(80枚入り)
- ヘッドライト、LEDライト
- 財布(2つ)
- デビットカード1枚
- ビデオカメラ
- Wi-Fiルーター(レンタル品)
- モバイルバッテリー、充電器など
- レインコート、折りたたみ傘
- タオル(2枚)
- マスク3枚
- ボールペン1つ
持っていったのもは以上です。
このなかでも「これは要らなかったな」とかいろいろあります。
持ち物は個人差があります。無理に荷物を減らそうとか思わず、自分が必要だと思ったら持っていきましょう!
まとめ
本記事では、フィリピンのなかでもボホール島、セブ島、マニラでかかった費用について書きました。
かかった費用に関しては、細かくいうと現地での食費や観光地の入場料などありますが、そこは個別に記事を書いて紹介していければと思います。
今回のフィリピン旅も、すごく楽しかったですが持ち物や金額の部分で反省点というか、改善点も多いと感じました。
今回の経験をもとに、また海外へ旅に行きたいと思います。
本記事がフィリピン旅行を考えている人に、少しでも参考になれば幸いです。
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